正直、サッカーを知らない方はこの時期のベテランがいかに体が動かないかは知らない。
こういう方々の見方として去年ちやほやされたからいい気になって天狗になっているに違いない、というスタンスで物を見がちだし記事も書いてしまうし批判もしてしまう。
そもそも去年、五輪予選で既にヘロヘロ状態で北朝鮮の20才前後の「走ってパワープレーだけ」の選手たちに苦戦した時点で彼女達の状態が決して良いわけではない事は理解出来ていいはずだしベテランになれば冬の時期に完全オーバーホールしただけでは元には戻らない。典型的には無理をしてケガをする。
今やサッカーはマラソン級の体調管理が必要な競技なのにそれに周囲の認識と環境整備が適応しているとは言い難く毎月真剣勝負のフルマラソンに参加させておきながら
「天狗になっているからこうなるんだ」
的な記事は無知を通り越して正直見苦しい。野球で言えば3日に一回9イニング投げさせておいて肩を壊したら「根性がないからダメになった」などと言っていた過去のプロ野球界レベルだと言える。
さてじゃあ具体的にどうするんだ、だが年間の総試合数、試合のための移動距離(時差は倍増させて考慮)、年齢に応じて代表参加の制限などは重視するべきだ。海外クラブに移籍した男子選手が(向こうのクラブが難色を示して)簡単に呼べない意味をもっと考えてみるべきだろう。あちらの方が選手管理(とビジネス)に関してずっとシビアだという事だ。
ただし世界でなでしこが通用したのはもっぱらあうんの呼吸である連携プレーが冴え渡ったからであり上に書いた様な出場制限を設けるとチームとしての一体感は間違いなく下がる。しかし女子サッカーの今後を考えると若い選手に大事な試合を経験してもらい痛い思いをしながらクラブで問題点を再認識させる必要もある。ドイツやアメリカと常に互角を演じたいなら選手の底上げは絶対に必要だ。一部選手に過負荷をかけ一時的な春を生歌するべきではない。


by トリC
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